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青瓷(あおじ)職人 涌波まどかさん インタビュー

2023/08/22

① あなたの経歴を少し教えてください。私生活ではどのようなことに影響されて今のお仕事を選択されたのでしょうか?

 今の仕事を選択した理由は夫も私も家業が陶芸の家に生まれたので自然と陶芸に親しみを持ちながら成長し、この道に入りました。

② 職業上のキャリア(旅路)で遭遇した最大の難関は何でしたか?

 今までやったことのない注文を受ける度に土や釉薬、技法など1から調整をすることになりとても大変ですが全てが財産になっていっています。最大で言うとミシュラン3つ星の祇園ささき様のオーダーが一番難しかったです。

③ ご自身の仕事のどこがお好きですか?

 自分たちの作った器が手を離れ、お嫁入りした先で誰かを笑顔にしたり幸せにしたりするお手伝いができるところです。

④ 一般的な1日の仕事の流れについて教えてください。

 オーダーなどにより様々ですが、ろくろ制作や釉薬がけ等、陶磁器制作の全部をギャラリー兼工房で行っています。お客様が来られたら実際の制作を見ていただけたり接客もします。オープン時間は10時から17時ですが基本9時から18時くらい仕事をしています。

⑤ 創作活動のインスピレーションの源は何ですか?

 いろんなものを見たり体験したり刺激を受けることと、お客様との会話の中からもインスピレーションはたくさんいただきます。

⑥ 今後2、3年の計画や目標をお聞かせください。何か成し遂げたい目標をお持ちですか?

 蘇嶐窯を立ち上げて7年で10年目に向かっているところですが2年後に娘が工房に入る予定なので、より蘇嶐窯としてステップアップできるよう準備をしっかりしていきたいと思っています。海外販路開拓も並行して行っていく予定です。(実際に渡航してのワークショップや販売等)

⑦ 工芸品やデザインを愛する人たちにあなたの作品や製品を薦める理由を教えてください。人々の生活にどのようなプラスの影響を与えることができるのでしょうか?

 つくり手としてしっかりしたコンセプトと思いを持って制作しているところと、昨今商品の背景(誰がどんな思いでどのように作ったかなど)も重要視されるようになり、京都と福岡の違う産地の技術を融合している蘇嶐窯はそのストーリーも込みでご提案することができます。

 また、陶芸の世界で青磁は高価で飾るものといったイメージがありますが、民藝を取り入れた蘇嶐窯の青磁の器は食卓にも使っていただけるようになり、この美しい青が並ぶことで少しでも心に豊かさを感じていただけるようになると嬉しいです。

写真画像提供ご協力:蘇嶐窯

工房見学、陶芸技術の習得、体験などをご希望の方は、こちらからご予約ください:☞ 蘇嶐窯

文・翻訳・写真提供: Anastasiya Bulkavets (ArigatoCreative.co)

編集・京都伝統産業ミュージアム 佐藤裕