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株式会社西川紙業 代表取締役 西川佐織さんインタビュー

2023/12/12

あなたの経歴を少しお尋ねします。私生活ではどのようなことに影響されて今のお仕事を選択されたのでしょうか?

 若い時にカナダに住んでいことがあります。海外で初めて日本人の美意識の高さを感じることができました。いつか日本から海外に「日本の美意識」を形で表現・発信したいと思い家業を継ぐことにしました。

職業上のキャリアの中で遭遇された最大の難関は何でしたか?

 仕上がった商品の紙の厚みに気くばり、万一でも反りが出ないかなど。お客様の希望を叶えるために最後の仕上げをするのには、今でも日々の勉強が必要なところです。

 自分の仕事のどんなところがお好きですか?

 紙という生活に身近な素材で、色んな希望の形に仕立てられるところ。「飾られる工芸品」でなく「日々日常で使われる工芸品」制作に携わっていることに生きがいを感じてます。

 一般的な1日の仕事の流れについてお尋ねします。

 一日は朝6時半から出勤している職人にコーヒーを淹れることからはじまります。朝礼、制作現場の進捗状況確認、見積もり、お客様との商談・接客。ワークショップのある時は率先して工場案内とワークショップの案内役にも取り組んでいます。さらに制作現場担当とのサンプル品作成の打合せ。更に時間がある時には、出来るだけ現場作業を一緒になって取り組むことにしています。

 創作活動におけるインスピレーションの源は何ですか?

 弊社はOEM*が主なのですが、使ってもらえる人の立場になって、気持ちを理解し、想像する商品づくりを心がけています。またこれから取り組む自社ブランド製品に関しては「大切な人に贈りたいもの」に選ばれることを目指してインスピレーションを働かせたいと考えています。

 OEM*=委託者のブランド製品を生産すること。

 今後2、3年の計画や目標をお聞かせください。何か成し遂げたい目標をお持ちですか?

 弊社のある地域の南区にインバウンドの方が沢山こられて、どんどん活性化するエリアとなり地域発展の一助となることを目指しています。2年後には弊社の工場見学とワークショップも訪日外国人の方で賑わうようなスポットにしたいと考えています。

  工芸品やデザインを愛する人たちにあなたの作品や製品を薦める理由を教えてください。人々の生活にどのようなプラスの影響を与えることができるのでしょうか?

  眺めたり飾るものではなく「日々使われる工芸・民芸品」を作っているので、紙の手触りを感じながら日々愛着を持って使っていただけるところが一番のお薦めポイントで、我が社の製品の良いところだと思っています。

  工場見学や京の色紙短冊和本帖について知識を深めたいとお考えの方は、こちらからご予約ください:

 ☞ 株式会社西川紙業 

 文・写真提供: Anastasiya Bulkavets (ArigatoCreative.co)

 翻訳・編集 京都伝統産業ミュージアム 佐藤裕