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京都伝統産業ミュージアムを訪れたい4つの理由

2022/02/01

読者のみなさんのお気に入りが伝統工芸品やハンドメイド製品となれば「京都伝統産業ミュージアム」に足を運ばない手はありません。そして、もしも読者がこの美術館を訪れるかどうかまだ決めかねていらっしゃるなら、ぜひとも訪れるべきお勧めの4つのポイントをご紹介することにしましょう。

1)日本の文化や生活様式をより深く理解することができる。

「物質的な文化はその国民性を物語る。」京都は1,100年以上にわたって日本の首都であり文化の中心地でしたが、ある意味それは今も変わりません。京都の伝統工芸をじっくりと見てその工程や技法に注ぎ込まれる「匠の技」や「魂」に触れ・知ることは、どんなガイドブックに紹介されている日本人のことを知るよりも、より深く日本人のことを知ることになるでしょう。いくら私たちの技術が進歩しても、そこには手作業でしか作れないものもあります。実際、世界的にも有名な現在の日本企業の多くは、受け継がれてきた伝統的な産業・工芸品にそのルーツを辿ることができます。例えば「任天堂」は手製のトランプカードから起業(スタート)をしたことを皆さんはご存知でしょうか?

2)京都の伝統工芸品全74品目を一挙に紹介。

それでは具体的で実用的なお話をしましょう。京都市内には地元の工芸品を扱うお店が数多くありますが、それらを一度に観ることができるのは、ここ「京都伝統産業ミュージアム」だけです。常設展では74種類の京都の伝統工芸品が展示されているだけでなく、多数のタッチパネルや詳しい説明、さらには工芸品の職人実演について、その製造工程を身近に知ることもできます。

3) 質の高い買い物をする

「京都伝統産業ミュージアム」のミュージアムショップも京都旅行では外せない理由のひとつです。質の高いハンドメイドの工芸品がたくさん販売されています。ご自宅用、お友達や家族へのお土産に最適で、京都の地元で作られた本物を探して、ぎりぎりの時間まで京都の街を走り回る必要はこれでなくなります。絵葉書から包丁まで予算に合わせて選ぶことが出来ます。

4)京都市内の中心で便利な立地

岡崎公園エリアの中心に位置し、周囲には京都の主要な観光スポットが点在しています。
・西側には鴨川の流れ・賑やかな商店街があり京都を代表する観光地のひとつです。
・北には平安神宮。
・東側には哲学の道や有名な寺社仏閣の多い東山界隈に繋がります。
・南には祇園のネオン・繁華街。
さらに、美術・芸術がお好きな方には、京都国立近代美術館 京セラ美術館https://kyotocity-kyocera.museum/ の2つの美術館が近くにあることも魅力の一つです。

「京都伝統産業ミュージアム」をお訪ねいただく前の準備として次のページで情報を得ることができます。

詳しくはこちらのページから ⇒ https://kmtc.jp/ 

文・画像:Anastasiya Bulkavets (ArigatoCreative.co)

日本語訳:京都伝統産業ミュージアム 佐藤裕